投稿日 : 2006年02月12日 19時12分
投稿者 Aus Karlsruhe
Eメール
タイトル ようやく
URL
R-4を手に入れてからは演奏会を「撮る」のではなく「録る」ほうも俄然面白くなってきた私ですが、いよいよVideo(DVD)製作ではなく録音の仕事がまわってきました。

2月12日(日)つまり本日ドイツで17時から、当地のEvangelischkirche(プロテスタント教会)で行われるコンサートで、曲目はBeethovenのSymphonie Nr.7とPucciniのMessa di Gloria。

やはりというかそこも石造りの大きな教会なので(ずっと以前にBachのJohannespassionの演奏会にリュート奏者として加わった経験から)記憶が間違っていなければ残響は3秒以上もあったと覚えています。

今までほとんどがコンサートホールだったのでそれよりもマイクバーを少し指揮者に近づけて立ててみようかと思っています(かなりいいかげんですが)。

こんなに響きの多いところでは無指向性サブマイクは必要ないのでしょうか?(今まではKM184の足りない低域部を補強する目的で使っています)

まだ録音の初心者です、皆様アドヴァイスをお願いします。

投稿日 : 2006年02月12日 20時28分
投稿者 Aus Karlsruhe
Eメール
タイトル 書き忘れました
URL
オーケストラの乗った舞台はいわゆるAlterに(祭壇)なるので教会の土間にいる聴衆の高さとは変わりがありません。
マイクバーは4m以上の高さが可能、合唱がオーケストラの後ろにせり上がりに立っています。

皆様のアドヴァイスをお願いします。

投稿日 : 2006年02月12日 22時12分
投稿者 海苔好き
Eメール
タイトル 無指向性のマイクのみでよろしいのでは?
URL
わたしも、残響が長い教会でよく収録しました。
石造りではなく、鉄筋コンクリート製であり、残響時間もほぼ同じ。ロココ調の様式です。
鉄筋コンクリート製でも日本建築学会が美しいコンクリート製建造物として推薦する有名な建物です。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=905731&GOODS_SORT_CD=102
私の場合、合唱が約70名の雛壇、オケが約15名であり平土間、指揮者からの距離はマイクの高さは4mくらいでした。距離は指揮者から5〜7mであり、KM-84(NOS)です。
また、別の機会にブラスバンドの録音で有名なプロが録った場合、オノ-スコルツェ(DPA-4006×4)+スチューダーのミキサーでおこなっていました。
対象は合唱コンクールでいつも上位入賞しているメンバーで約40名くらいです。
距離は指揮者から約1m、スタンドはマンフロットのハイスタンド、おそらく4mくらいの高さです。目一杯延ばしていました。

単一指向性と無指向性の音源との距離の感覚は
DPAのサイト
http://www.dpamicrophones.com/
→Microphone University
→Expand your knowledge about microphones
→Microphone Technology Guide (Learn more about microphone technology)
→Directional vs. Omnidirectional Microphones
の項目にある図をみれば大体の距離が掴めると思います。
KM-84(184)をNOS基準とすると最適距離より1/1.7〜1/2より、もう少し音源から距離を短くするという感覚となるでしょう。
なぜ、1/1.7〜1/2より短くするのかと言いますとNOSの場合、90°マイクカプセルを開く関係で単一指向性マイクを音源に向かって正面に向ける場合よりも反射音を拾うからです。
これは私の経験上感じたセッティングです。
ですから、わたしが拝見したプロのやり方はほぼ妥当な距離かと思います。
わたしもDPA-4006をホール借用でおこなった場合、指揮者の後ろ1〜2m、高さは指揮者の頭から2mくらいでしたから舞台床から3.7〜4.5mくらいでしょう。
この時のマイクカプセルの間隔は40cmの高砂ステレオマイクバーでしたから、ハの字にし、50cm間隔としました。
もし、2組を同時におこなってみようという気があるのなら、
無指向性マイクを4mの高さにし、指揮者から1〜2mくらいの位置に立ててAB、
もう一組にKM184でNOS、4〜7mの距離,高さは4mにして、気に入った方を採用すればよいのではないかと思います。
この方法だと、ミックスは困難なので、どちらか一方を選ぶ事になりますが、
一個人の戯れ言として流してください。

投稿日 : 2006年02月13日 19時12分
投稿者 Aus Karlsruhe
Eメール
タイトル Re: 無指向性のマイクのみでよろしいのでは?
URL
海苔好きさん、ほんとにお久しぶりです。
私のいるドイツは今も昼間は氷点下の日があり、日本と同じく今年は厳しい冬です。

さっそくのお返事ありがとうございます。

というわけで最初はORTFで録るつもりだったのが海苔好きさんのアドヴァイスを参考に初めてNOSで指揮者の後方3Mあたりから録ってきました。
もうひとつのステレオ音を合唱の前に立てなかったので合唱の声が小さいのではないかと心配でしたがオーケストラが小ぶりだったお陰で結果は上々、教会の残響も適度に入ったバランスの良い音になって大変満足しています。

低音弦楽器群との距離もそれほど無かったせいか低音とのバランスも悪くなく、試しにJecklinscheibeで録ったOmniの音をミックスしてみたもののちょっと生の音とは程遠い不自然な音になるので結果的にはKM184二本だけで私には十分だと思えました。

>一個人の戯れ言として流してください。
とんでもございません、謙虚な海苔好きさんの意見がなかったらおそらくStereox2のドツボにはまってしまって、今もミックスに無駄な時間をとられている自分が想像し、ゾッとしているところです。
ありがとうございました。

投稿日 : 2006年02月13日 20時 9分
投稿者 海苔好き
Eメール
タイトル Re: Re: 無指向性のマイクのみでよろしいのでは?
URL
>海苔好きさん、ほんとにお久しぶりです。
いえいえ、こちらこそご無沙汰しております。
ご当地でのかなりのご活躍、なによりです。

>というわけで最初はORTFで録るつもりだったのが海苔好きさんのアドヴァイスを参考に初めてNOSで指揮者の後方3Mあたりから録ってきました。
>もうひとつのステレオ音を合唱の前に立てなかったので合唱の声が小さいのではないかと心配でしたがオーケストラが小ぶりだったお陰で結果は上々、教会の残響も適度に入ったバランスの良い音になって大変満足しています。
結局使い慣れたKM-184で成功しておめでとうございます。
再び評判があがりますね。
低音が足りなく感じてらっしゃるので無指向性をお勧めしたのですが、
私は本格的に無指向性マイクを使っているわけではないので、心配いたしました。
私の場合、合唱団が多人数だったのでオケの方向にあわせました。
このときはバッハのロ短調ミサでした。
この録音時の失敗はマイクコネクターが邪魔なのとオケと合唱団が横幅広く配置となっていましたから、目測を誤り、マイクカプセルの間隔を40cmくらいにしてしまい、ここの管理人さんから中抜け気味ですねと評価をされて凹みました(苦笑)。
では、またのご活躍を期待しております。

投稿日 : 2006年02月13日 21時49分
投稿者 Aus Karlsruhe
Eメール
タイトル Re: Re: Re: 無指向性のマイクのみでよろしいのでは?
URL
海苔好きさん、こんにちは。
本業のKonservatoriumに行く前にちょっと覘いてみたら海苔好きさんのご返事があったので書いています。

>ご当地でのかなりのご活躍、なによりです。
いやまだまだ録音に関してはシロートです、分からないことばかり、これからもこれに懲りずによろしくご指導くださいませ。

>再び評判があがりますね。
そういう訳でもありませんが、来る17日金曜日にも音録りと録画の依頼を受けてしまいました(^-^)
場所は例のBaden-Baden。

ここ最近学生三名(国籍はドイツとユダヤ系ロシア)の卒業演奏試験でのピアノコンチェルト(Beethovenの3と4番、Mendelssohn Bartholdyの1番)を撮って作ってあげたDVDがその三人を教えていた教授の眼に留まり、今度は御大自からが弾くピアノコンチェルト(Schumannのa-moll)の依頼です。

その教授はドイツ人ではなくバルト海に面するエストニア出身、ソ連が崩壊する直前に西に出てきてミュンヘンの国際コンクールで優勝してからめきめきドイツで頭角を表し当地の教授になった人なので、日本でもよく知られた人です。

エストニア(独=Estland)は人口が150万人にも満たずついこのあいだ東から開放された小国です。
そのせいか、マルチメディアに関してはこれがまた遅れていることを実感させられたことがあります。
先日も彼の家で一昨年にエストニアで演奏したBeethovenのピアノコンチェルト1−5番(全曲)のヴィデオを見たのですが、首都Tallinnでの国立オーケストラとの競演だったので(仕事として)依頼したこれがまた(もちろん演奏ではなく)ヒドイ出来で、かの地のVideo屋さんを捕まえブンなぐってやりたくなるほどでした。

まあカメラには往年のアナログカメラの雄、SonyBetaCamを使い何とか一台でガンバッテいるのはまだ良いとしても、その音が救いようがありません。
日本だったらアマチュアでも有り得ないことに、ホール後方に立てたカメラ付きマイクで録った音を貼り付けたというか音をないがしろにしたVHSだったのです。
ヴィデオなんてそんなモノさと思っていた彼がまともに編集されマルチカメラで撮った聴ける音が付いたものを見せられたのでやはりビックリ仰天したんでしょう。

やはり「ビデオ屋さん」のイメージが何処でもどことなく心地よく響かないのはこういったことが金を取ってまだ平気で行われているからなんだと今さら納得した次第です。

>では、またのご活躍を期待しております。
ガンバリます。

クラシック録音Q&A過去ログ