投稿日 : 2006年01月11日 17時43分
投稿者 pontion
Eメール FZK03757@nifty.com
タイトル Re: Re: Re: 客席にての録音
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pontionです、
まず、セッティングの呼称はともかくとして、カプセル間隔と角度を同じにして似た効果(定位)が期待できるのは
単一指向性の軸外角度減衰カーブが同じマイクだった場合ですよね。
本来はファンタム定位を決めるパラメーターとして、間隔、開角、角度減衰特性..の3つがセットになるべきもの。
たとえば、4011とNT5を同じ間隔と開角のままセットした場合、角度減衰の強いNT5は中ヌケに聴こえます。
つまり本来の"ORTF"の心を汲んでやりたいとすれば、"ORTF"本家の使っていたマイクの角度減衰特性と自分の
マイクの角度減衰の差を、開角で補整してやるんですね。
NT5の場合狭め調整かな、実際90度も開いたらカナリ中ヌケです。録音角にもよるけど50〜60度ぐらいかしらん。

投稿日 : 2006年01月11日 20時20分
投稿者 masa
Eメール trumpy@mtc.biglobe.ne.jp
タイトル Re: Re: Re: Re: 客席にての録音
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こんばんは。

「ORTF」面白いですね。
17cm、120度でも中抜けしない、ワイドカーディオイドのマイクで録ると、ス
テージとは反対側(客席側)からくる反射音もかなり録れるということになり、
NOSやA−Bの前向き指向性ありとは、また違った利点があるのですね。

先日、ホール練習をMS方式(NT2A*2)で録ってみましたが、今までとは一味違っ
たホールトーンが録れて面白かったです。マイク角や2本のアレンジ(前後に重ねる
か、上下に重ねるか)をまた研究してみようと思っています。

MSエンコーダーはPresonusMP20のバスにパンセンターでSのCHを送っ
て、2CHに分岐し、逆相ケーブルでRCHをひっくり返しました。
お金をかけずに実験です。
るんるん。 (^^♪

投稿日 : 2006年01月12日 20時37分
投稿者 pontion
Eメール FZK03757@nifty.com
タイトル MS方式とは
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MSが、XYやORTFその他のステレオセットと手法上最も大きく違うところは、左右信号を電気合成するところですね。
これが成り立つためには可聴帯域の位相が揃っていなければならない。しかしアナログレコード時代ならともかく
現代の広帯域再生のバランスからすると高域端まで綺麗にMSするには4006以上の位相フラットネスが必要です。
実際MSやって感じますけど、中域はいいけど10kHzあたりはすでにマトリックス演算がまともに機能していなくて
倍音の定位がかなりアヤシイ。とくに69のような専用カプセルでなく適当に2本持ってきたようなのだと厳しいです。
ファンダメンタルのしっかりした楽音だとちょっと判りにくいですが、レインスティックのようなランダム性の強い
楽器を録音してみるとよく解ります、無ければレジ袋を揉む音とか、ピンポイント定位しない。
オシロでMSマトリクス後のリサージュ描かせれば更に理解が深まります、まったく直線にならないです。

MS方式は、可変指向性にできる、左右レベルが良くそろう、モノラルコンパチが良い..など、良い特徴もありますが、
残念ながら広帯域再生としては上記のような大きなハンデを負っています。
そろそろ役目を終える方式かもしれませんね。

投稿日 : 2006年01月13日 01時 0分
投稿者 masa
Eメール trumpy@mtc.biglobe.ne.jp
タイトル Re: MS方式とは
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pontionさん どもです。

>実際MSやって感じますけど、中域はいいけど10kHzあたりはすでにマトリックス演算が
まともに機能していなくて倍音の定位がかなりアヤシイ。

そうだったんですねーー。
実は今回の録音でヴァイオリンの倍音成分が定位しなくて、変だなあと思っていました。
今回は初めてのMSだったので、マイクのアレンジなどで少しは変わるかな、とほのか
な期待も持っていましたが、マイク固体の位相の問題ならば、かなり精巧に作られたマ
イクでもきつそうですね。
マイク自体の位相はもとより、フラムの大きさとか、いろいろな方向から来る音波をM
とSの双方で同じ位相で捕らえること自体、原理上不可能ということになるのかしらん?

そういえば、Sのレベルを上げると、逆相成分(たぶん)が目立ってしまい、散漫な音
場になってしまいます。
もし、完全に正確にマトリクスされていれば逆相成分の残留はほとんどなくなるという
理解で正しいのでしょうか。

迷宮入りが回避されるよう指南していただき、またまた重ね重ねの感謝であります。

でも、MS方式はその存在を知った時から一度はやってみたい方式だったので、好奇心
充足のため、もう何回かは実験をしてみたいと思っているところです。

投稿日 : 2006年01月14日 14時57分
投稿者 pontion
Eメール FZK03757@nifty.com
タイトル Re: Re: MS方式とは
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masaさん、こんにちは、

>実は今回の録音でヴァイオリンの倍音成分が定位しなくて、変だなあと思っていました。

たぶんそれを聴いているんだと思います、とくにフラムが大きいとピストンモーションから崩れて分割振動し始める
周波数が低いですから、MSで使うと本体定位は左側にあるのに倍音だけセンターあたりにチリチリしてるとか
出やすいです。
また観客の拍手などが全体に均一に拡がらずセンターにモノラル的に定位する成分が感じられるでしょう。

>そういえば、Sのレベルを上げると、逆相成分(たぶん)が目立ってしまい、散漫な音
>場になってしまいます。
>もし、完全に正確にマトリクスされていれば逆相成分の残留はほとんどなくなるという
>理解で正しいのでしょうか。

それはちょっとまた別の要因がありますかね。
位相の乱れないユニットであってもSのレベルを上げ過ぎれば当然そうなりますが、そこまで上げなくても演奏の
再生角をやや広めにする程度で、すでに残響や拍手に逆相感があります。この理由はMとSの指向性パターンが
必ずしもMSマトリクス使用に最適には作れないために、前方方向の楽器に対して適度なマトリックス比率を与えると、
真後ろや斜め後方の音に対してはSが多すぎる比率になってしまい、逆相モノラルの成分が残ってしまします。
つまり両立するいいポイントが無いんです。強いていえば再生角狭め調整です。
「今までとは一味違ったホールトーン」は、その"後方の音に対してはSが多すぎる"部分が作っていると思われます。
69などよりもAT822のほうが倍音や後方音源の定位感はよほど良好ですね。

>好奇心充足のため、もう何回かは実験をしてみたいと思っているところです。

こういう実験と考察を通して"教科書"には書いてない細かいところに気づくんですよね。

投稿日 : 2006年01月15日 08時16分
投稿者 masa
Eメール trumpy@mtc.biglobe.ne.jp
タイトル Re: Re: Re: MS方式とは
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pontionさん どうも。

>前方方向の楽器に対して適度なマトリックス比率を与えると、真後ろや斜め後方の音に
対してはSが多すぎる比率になってしまい、逆相モノラルの成分が残ってしまします。
>つまり両立するいいポイントが無いんです。強いていえば再生角狭め調整です。

この問題は後方に向けてカーディオイドのマイクを追加すれば一応は解決されるのでし
ょう。でも、上下方向はどうするのかという問題も残りますね。
そういえば、サンケンさんからヴィデオ用マイクだったかで、MSベースの5.1CH
サラウンド用携帯マイクが出ているようですが、これも似たような方法をとっているの
では?と思っています。

投稿日 : 2006年01月12日 15時 7分
投稿者 たておか
Eメール
タイトル Re: Re: Re: Re: Re: 客席にての録音
URL
masaさん。こんにちは。

>「ORTF」面白いですね。
>17cm、120度でも中抜けしない、ワイドカーディオイドのマイクで録ると、ス
>テージとは反対側(客席側)からくる反射音もかなり録れるということになり、
>NOSやA−Bの前向き指向性ありとは、また違った利点があるのですね。

ORTFで録るのによさそうな、ワイドカーディオイドのマイクで比較的安価なものというと、
お勧めありますでしょうか?
NT5のNOSとは違った世界があるのかなぁと、ちょっと興味が...

(高いものしかなかったりして ^^;;)

投稿日 : 2006年01月12日 16時11分
投稿者 masa
Eメール trumpy@mtc.biglobe.ne.jp
タイトル Re: Re: Re: Re: Re: Re: 客席にての録音
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たておかさん こんにちは。

>ORTFで録るのによさそうな、ワイドカーディオイドのマイクで比較的安価なものというと、
>お勧めありますでしょうか?
>NT5のNOSとは違った世界があるのかなぁと、ちょっと興味が...
>
>(高いものしかなかったりして ^^;;)

比較的安価でワイドカーディオイドが試せるというとRODEのNT2000でしょうか。
ご存知のとおりこのマイクは無指向から8の字まで連続的に指向性を変更することができま
す。(SHで1本35,800円だったかな)
他はというと、AKGのC414ぐらいでしょうか、、、。(チト高いけど)
安価なペンシルマイクは基本的に大きい空間で全体の音を録るという使い方は設計段階で想
定されていないような気がします。
しつこく探してポーラーパターンを確認していけば、比較的広い指向性のものも見つかるか
もしれませんね。
確認方法としてはハート型の割れ目のところに尻尾が出ていないもので、90度の感度が正
面に比べてどれくらい下がっているか?といったところでしょう。
また、周波数ごとのポーラーパターンも重要でしょうが、安価なマイクはほとんど公開され
ていない(というか測定してないのかな?)のが辛いところです。

投稿日 : 2006年01月12日 22時43分
投稿者 たておか
Eメール
タイトル Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: 客席にての録音
URL
masaさん。こんばんは。

>他はというと、AKGのC414ぐらいでしょうか、、、。(チト高いけど)

C414は使ってみたいマイクのひとつですが、確かにちょっと高いです。(汗)

>安価なペンシルマイクは基本的に大きい空間で全体の音を録るという使い方は設計段階で想
>定されていないような気がします。
>しつこく探してポーラーパターンを確認していけば、比較的広い指向性のものも見つかるか
>もしれませんね。
>確認方法としてはハート型の割れ目のところに尻尾が出ていないもので、90度の感度が正
>面に比べてどれくらい下がっているか?といったところでしょう。
>また、周波数ごとのポーラーパターンも重要でしょうが、安価なマイクはほとんど公開され
>ていない(というか測定してないのかな?)のが辛いところです。

ありがとうございます。こういう観点でデータシートを眺めてみることにします。

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