投稿日 : 2003/04/21(Mon) 00:57
投稿者 SONORITE
Eメール
タイトル フルート録音のマイキング
URL http://www.246.ne.jp/~onishi/2496/2496rec.html
去年以来、縁あってフルート録音の機会が増えています。
が、意外と難しく、なかなか思うように録れなかったり、奏者からクレームが付いたり。
(残響がない、オンマイクすぎる、もっと柔らかな音が欲しいetc.)
木管楽器の中でもフルートは音の方向性がつかみにくく、(口笛のように)発音原理も謎。。。
「フルオケの中からかすかに透ってくるひびきがflの音」と言われても、イミフメイ?
フルートの音のイメージはどんな音?

数種類のマイクで録っても、聴感より硬い音になってしまいます。
おすすめマイク、マイキングのコツのようなものはあるのでしょうか?
T-DAINANさんはリバーブを使っていますが、リバーブ、EQなどでいじるのが一般的なんでしょうか?

(参考)TOSSさんのマイキング解説
http://www.ottotto.com/sound/02/index.htm

近々に木管アンサンブル録音(Flソロ含)を頼まれているので、よろしくお願いします。
キャパ50人ほどのホールで、残響はまずまずとのこと。

投稿日 : 2003年04月21日 01時20分
投稿者 がくたい
Eメール
タイトル Re: フルート録音のマイキング
URL
はじめまして。国内の某プロのオーケストラでファゴットと言う楽器をやっているがくたいと申します。
どうぞよろしくお願いいたします(^_^)。

木管楽器の場合、基本的にはトーンホール(音孔)から音が出ることになっているのですが、フルートの
場合は少々特殊で、歌口の部分で管体に入っていく息と管体に入らない息の摩擦によって発音されるので、
近くで聞くと少々尺八のようなノイズが聞こえます。これは上手下手に拘わらず(ノイズ?の量に多少の
違いはありますが)必ず発生し、大抵の奏者はこのノイズを嫌がります。また演奏者はこのノイズは客席
で聞こえないことを前提に演奏していますので、録音されるのはまず許せないのでしょうね(^^ゞ

もしオンマイクで録るのであれば口元を狙うのは極力避けて、音孔だけに向けてマイキングをするか、
或いは摩擦音のしにくい管体の下側から狙う。
オフマイクであれば、管体から斜め上方2〜2.5メートル離れた位置から無指向性のマイクで狙うのが恐ら
く演奏者の思い描いている音なのではないかと思います。

昔フリーをやっていた頃は、良くジャズ系のフルーティストと共演していたのですが、彼はマイクにあの
ノイズをのせるのが好きで、スタジオ収録等ですと各楽器に深いリバーブが掛かっていて、そのリバーブ
とノイズが混ざり合った音が何とも言えない好い味を醸し出していたことを思い出してしまいました。

ピントはずれなレスだったらお許し下さい。

投稿日 : 2003年04月21日 14時 9分
投稿者 pontion
Eメール FZK03757@nifty.com
タイトル ソロマイクの扱い
URL
pontionです、こんにちは、
私も室内楽アンサンブルでよくフルートは録るんですけどピアノと並んでマイキングの難しい楽器だと感じています。オケで録る場合はわざわざフルートだけにソロマイクを立てるほど大掛かりな録音はしてなくて、木管群をまとめて扱うだけですが、ソロやトリオぐらいのときはソロ立ててみることもあります。
まず管軸方向と正面方向で大きく違うわけで、ボディーのふくらみを柔らかく録りたいときは管軸の延長上にマイクをセット、息やタンギングをリアルに録りたいときは正面側からセットしますね。
管軸方向はかなりビームが狭いので、体を大きく動かす演奏者の場合、マイクに軸が合ったときと反れたときの音の変化が大きく難しいです。正面側の場合は口元を直接狙うのと管中央あたりに向けるのとでかなりバランスが違うので、これで調整します。
私が感じているのは、フルートは奏者によってかなり好みが違い、もちろん楽曲によってもそうなので、どれがベストというのではなくこれらのマイキングを臨機応変に使い分けるものだと思ってます。余裕があれば2種類セットして両方収録してます。

ただ、正統派?のクラシックの場合は極力ワンポイントメインマイクだけでアンサンブル全体とのバランスを取りながら収録し、ソロマイクは極力使いません。ソロマイクの音は迫ってくるような強さを出すにはいいのですがホール客席で聴いているようには品良くは録れないからです。しかしオフマイクセッティングでも色彩豊かに録れるマイクロフォンというと安価ではないので、その辺の関係でオンマイクにせざるを得ない場合もあるでしょう。

メインマイクで構成される音場にソロマイクをそのままミクスすると違和感を感じるときがあります。その原因はオフマイクとオンマイクとの音色差もありますが、ソロマイクがモノラルであるというのが結構大きいです。モノラルは音場の無いピンポイント定位ですから再生系の位相特性が良いほど目立ちます。私はその対策としてソロマイクもステレオ収録することがあります。フルートが右方向の定位だったとしたらソロ用ステレオマイクセットに対してもフルートが右側に来るように構成します。ミクスではそのL/RをそのままメインのL/Rにミクスします。これでソロマイクのメインへの馴染みが格段に良くなります。

仕方なくオン収録したものから距離感を出すには、ちょっと回り道ですけれどサンプリングリバーブが得意と感じています。一般的なリバーブレータだと直接音をミクスする限りナマっぽさは取れないですね、残響を加えるだけでは遠い感じにはならず、直接音そのものも"遠い音"に加工する必要があります。ただしサンプリングリバーブは原理は単純ですが実際の使用ではインパルスデータの出来に大きく左右されるので、かなり試行錯誤が必要です。たとえば製品でいうと、ヤマハのSREV1では直接音までも畳み込み演算で作るのに消極的なタイプなので、このような距離感を出す用途には向かないなど。

投稿日 : 2003年04月21日 22時 9分
投稿者 Wald
Eメール
タイトル Re: Re: フルート録音のマイキング
URL
こんにちは、

> はじめまして。国内の某プロのオーケストラでファゴットと言う楽器をやっているがくたいと申します。

私、Fgといえば、Y響のT御大のモーツァルトのFgコンチェルトとか収録させていただいたりしました。
また、以前ですが ヴォルフフェラーリのFgコンチェルト(レアですよね)とか収録したことがあります。
他、元N響K先生、、とかありますが、Fg限定の自己紹介は、このくらいにして、。

> オフマイクであれば、管体から斜め上方2.5メートル離れた位置から無指向性のマイクで狙うのが恐ら
> く演奏者の思い描いている音なのではないかと思います。

上記は、技術的には、クラシックのレコーディング、しかも4006にほぼ限定した場合は演奏の能力、ホール等
他要因はありますが、そのとおりだと思います。
(ほぼというのは、現行のマイク等では、62h等も考えられるからです。)
私も、演奏者、他クライアントが4006の音色を気に入って、という話ならば、そうやると思います。
 しかし、クラシックライブ収録の場合だと、3点吊が必ずしもベストなポジションまでこないことがあります。
5、600名のホールということで、たとえば、東京文化会館の小ホールならば、ステージのとんがったところの
内側まで3点吊がくるので、「がくたい」さんのおっしゃるマイクセッティングは、演奏者がよほど銀の壁に近
づかない限り可能ですが、フルートではよく使われる?みなとみらいの小ホールでは、(ここフルート多いです
よね、私も行きましたが特にフルートでは、いい響きだと思います)3点吊がなんと舞台の一番客席よりまでも
こないので、もし「がくたい」さんの言うセッティングにすると、演奏者は舞台まん前で落ちそうになりながら
演奏することになります(ありえません)。
また、レコーディングでのベストポジションが、当日いらしていただいているお客様、演奏者に目障りになって
しまう場合もあります。

そこで、SONORITEさん、何点か質問があります。その録音は、コンサートですか?客なしのレコーディングですか?

> 数種類のマイクで録っても、聴感より硬い音になってしまいます。

のマイクは何ですか?その録音方法(XYとかMSとか)また、間隔、距離、マイクの本数等はどんなですか?
少なくともこのくらいの情報は、欲しいところです。

pontionさん こんにちは、
私は、クラシックの録音のみなのですが、レコーディングでは、私は、ワンポイントのみでやることはありません。
私なら、メイン以外に、pontionさんのいわれるように、Flの上に2本飛ばすと思います。
最近はバウンダリー飛ばすのもはやってますよね。
あとはホールによって、フィリップスorアンビというところでしょうか。さらに、pontionさんに付け加えると
すると、あまりONを強調すると、お化けFlになってしまうということでしょうか。
個人的には、音色のためもですが、音場のコントロールの要素が強く感じます。そのため、レベルメーター、
聴感上もですが、位相メーターが気になります。これで、音だけでなく目で見てある程度、コントロールできます。
最近は、ライブ収録でも、位相メーターにもたよってます。みなさんはいかがですか?


投稿日 : 2003年04月22日 20時35分
投稿者 SONORITE
Eメール
タイトル Re: フルート録音のマイキング
URL
ハイレベルの回答にBBS作ってヨカッタ(^^)と心底思う今日この頃です。感謝。
>ガクタイさん
初めまして。どこかのBBSでお目にかかったことがあります。
Flの発音原理がよくわかりました。
PAのオンマイクではリバーブがかかっているのですね。
>pontionさん
Flは正面方向と管軸方向とケースバイケース、と。
マルチマイクの難しさもあるのですね。
ソフトウェアリバーブはなかなかいいのがなくて、T|C M-Oneを仕入れてきたんですが(^^;
>Waldさん
これまで使ったマイクは次の通りです。
AT822 Fl発表会 Pfに負けないようにFl前方1m、マイクの特性で硬め、低域の弱い音
    flソロライブ 2mの客席最前列下方から。オペラシティ近江楽堂なので
    残響は豊か。しかしプロの方をこのマイクで録るのは失礼か...
AT825 奏楽堂備え付け Flアンサンブル ローファイマイクプリのせいで柔らかめ。
C414 30cm間隔で単一指向60度位、客席の前から3列目の天井から50cm。
    C414独特のシャリッとした音で、弦楽器は硬いがFlは明るく柔らかくなかなかよい。
    ただしマイク位置が高すぎ(6〜7m?)直接音が足りない。
C460 ショップスの吊しワンポイントマイクに、Flの譜面台前にC460を立てた。
    ワンポイントの音に芯を付ければと思ったが、直接音が硬すぎていまいち。
    そもそもAKGとショップスはキャラクターが違いすぎ。
最後の例がいちばんNG度が高く、「こんな音じゃない」「いや現実はこんな音だった」
と、 奏者とけんか寸前まで行きました。結局、リバーブをかけて納得してもらった。(ゾッ;;)

今度のアンサンブルは仲間内のコンサートで、客席(50)の半分は参加者席(^^)
AT822+M-audio DUO(スタンドアロンモードでマイクプリ)+ DAT(デジタル接続)
バックアップにオンキョーMSE-U33(アナログ接続)+ iBookの予定です。
前回の室内楽コンサートCDを評価して下さってのリクエストなので、うるさい人はいませんが、
またFlソロがあると思うとプチ憂鬱。

投稿日 : 2003年04月22日 22時 7分
投稿者 Wald
Eメール
タイトル Re: Re: フルート録音のマイキング
URL
すみません、50と500と間違えちゃいました。

500だと110度の角度を考える必要がありますが、
50だとそんな事は言っていられないので、拍手の問題も有りますが、
できるだけ音源から離して高くしてマイクを立てればいいかと思います。

投稿日 : 2003年04月22日 22時11分
投稿者 pontion
Eメール FZK03757@nifty.com
タイトル 天吊りの位置対策、時間差信号の話
URL
Waldさん、どーもです、

> 3点吊が必ずしもベストなポジションまでこないことがあります。

まったくこれは困りますが、そういう場合のほうが多いですね。客席最前列ぐらいまでのホールが多いです。
私の対応法としては、まず4006の他に4011を用意しておきます。それで3点吊りがどうしても遠くてシャキッとしない場合には4011に取替えます。これでだいぶしっかりした近い音になります。4011は4006に比べると高域の繊細感が後退してちょっとダイレクトなタッチの音になりますが、遠くてボケるよりはいい..という判断です。
その他、舞台上にも別に天吊りが構成できる場合は積極的に利用します。みなとみらいのように舞台上に自由なワイヤーを降ろせる場合は、前に出てこない3点吊りをこれでステージ上に引っ張り込みます。


>私は、クラシックの録音のみなのですが、レコーディングでは、私は、ワンポイントのみでやることはありません。

商業録音の方はとくにでしょうけれども、楽器のエネルギーバランスがまず優先でしょうから、補助マイク(ソロマイクとかアクセントマイクとも言うでしょうか)はどうしても必要でしょうか。楽しみで録っているアマチュアの場合は自分の好み優先でもかまわないので自由にやってます。
補助マイクは楽器間のバランスを取るのには便利ですが、私の場合メインマイクと補助マイクでの音像の2つができてしまうところがハメ込み合成写真のようでちょっと気持ち悪く感じます。市販CDのかなりのものが"気持ち悪い"ですね。中にはメインと補助の時間軸調整が正しくされてなくて楽器のアタックが二度打ちして聴こえるのもかなりあります。ほとんどスタックスで聴く習慣なのでそういうのに敏感なのかもしれませんが、そういう自然には有り得ない音を聴かされるが苦手で、プレーンな一枚の音場を求めてしまいます。同じくフィリプス方式やも同様な理由で実際には有り得ない時間差の大きな成分を加算するので音像が二重に聴こえてしまい辛いです。アースワークスなどをお使いの方々はさらにそういう矛盾のある信号成分に敏感な人が多いようですが、私はまだそこまでは行けず4006で留まっています。
もちろんバランスを取るために補助を使わなければならないことも理解でき、音色合わせ、時間軸合わせなどやってみてます。時間軸合わせは、ソロ楽器の位置で手をポンと叩き収録しておき、DAW上でメインマイクと補助マイクの波形を見て機械的に時間合わせします。その後聴きながら微調します。二者を物理的にジャストタイミングに調整すると櫛形フィルター効果が発生してしまうので、あえてある程度ずらすこともあります。あるいは倍音部分だけを補助マイクで足すなどでもアクセント程度の効果でよい場合は有効ですね。

投稿日 : 2003年04月24日 06時35分
投稿者 Wald
Eメール
タイトル Re: 天吊りの位置対策、時間差信号の話
URL
こんにちは、
また重い話になっちゃいそうです。
4006と4011をご自身で所有されてるんですか?いいですね。趣味ですか、、。
4006を2本しか持っていかないで、「自称録音家」「自称レコーディングエンジニア」という方々もずいぶん知っているので、
pontionさんは、すばらしいですね。

> > 3点吊が必ずしもベストなポジションまでこないことがあります。
> まったくこれは困りますが、そういう場合のほうが多いですね。
> 客席最前列ぐらいまでのホールが多いです。
> 私の対応法としては、まず4006の他に4011を用意しておきます。
> それで3点吊りがどうしても遠くてシャキッとしない場合には4011に取替えます。
> これでだいぶしっかりした近い音になります。
> 4011は4006に比べると高域の繊細感が後退してちょっとダイレクトなタッチの音
> になりますが、遠くてボケるよりはいい..という判断です。

昨年でしたかのステレオ誌のクラシックの最優秀エンジニアになったF氏の過去の記述に、そういう場合は、
4006のHiをあげて、、、という意味の記述があったと思います。この方法はどうでしょう。

> その他、舞台上にも別に天吊りが構成できる場合は積極的に利用します。
> みなとみらいのように舞台上に自由なワイヤーを降ろせる場合は、前に出て
> こない3点吊りをこれでステージ上に引っ張り込みます。

あそこの音響さんはT、、Cさんでしたっけ、それもOKですか?そこまでやるとはすごいですね。
(小ホールは天井裏の天井が低いんですよね、、)
わたしは、池袋G、溜池S、の木金管吊、有楽町T.K.F.HCや錦糸町T等の弦吊を養生して、
釣り糸で引っ張るぐらいのことはしますが、、。(事前の打ち合わせの上、時間が許せば、、、)

> 商業録音の方はとくにでしょうけれども、楽器のエネルギーバランスが
> まず優先でしょうから、補助マイク(ソロマイクとかアクセントマイクとも
> 言うでしょうか)はどうしても必要でしょうか。楽しみで録っているアマチ
> ュアの場合は自分の好み優先でもかまわないので自由にやってます。

いいですね、私は、提案はしますが、基本的に、クライアント、演奏家、お客様優先でさせていただいています。


> 補助マイクは楽器間のバランスを取るのには便利ですが、私の場合メイン
> マイクと補助マイクでの音像の2つができてしまうところがハメ込み合成写
> 真のようでちょっと気持ち悪く感じます。

ここはちょっと咎めさせていただきます。
補助マイクを使っても、別にフェーダーはONとOFFしかないスイッチではありませんので、pontionさんのおっしゃるような事
にいつもなるわけではなく、そうならないレベルにすればすむことではないのでしょうか?それもあって、位相メーターの話を
出したのですが、、。
 位相メーターを見ていれば、補助マイクが強いのか、3点が強いのか位は一発でわかりますから(普通は聞けばわかりますね、
でも熱くなってるときもあるので)。

> 市販CDのかなりのものが"気持ち悪い"ですね。

私としては、具体性がないのでコメントできませんが、pontionさんは、そう感じる、ということですね。参考になります。
具体例があるともっと参考になるのですが、。

> 中にはメインと補助の時間軸調整が正しくされてなくて楽
> 器のアタックが二度打ちして聴こえるのもかなりあります。
> ほとんどスタッ
> クスで聴く習慣なのでそういうのに敏感なのかもしれませんが、そういう自
> 然には有り得ない音を聴かされるが苦手で、プレーンな一枚の音場を求めて
> しまいます。

スタックスというのはヘッドフォンということですか?
一般的には、クラシックのモニターは801が多いといわれているので、少なくとも、上がりは一度は、これで聞いたほう
がいかと思います。(B&Kを4本お持ちの方なら可能でしょう。)

> 同じくフィリプス方式やも同様な理由で実際には有り得ない時間差の大きな
> 成分を加算するので音像が二重に聴こえてしまい辛いです。

そうですか、

> 実際には有り得ない時間差の大きな成分

ってどういうことですか?
私は、フィリップス方式は、スピーカーで聞くことを前提にすると面白い理論だと思います。特にその時間差
(pontionさんのおっしゃっている時間差と私のここで述べている時間差が同じ物かどうかわかりませんが)
の考え方がすごいと思います。
 また、外側のマイクの間隔と同じ間隔でモニターを置くように指定していたりしますよね、このあたりも、
面白いと思います。実際そのとおりにして、801で聞くといろいろなことがわかります。

> アースワークスなどをお使いの方々はさらにそういう矛盾のある信号成分に
> 敏感な人が多いようですが、私はまだそこまでは行けず4006で留まっています。

A社のT社の関係者と懇意なのでコメント控えます。
時間差の話は、後回しにします。

> もちろんバランスを取るために補助を使わなければならないことも理解でき、
> 音色合わせ、時間軸合わせなどやってみてます。時間軸合わせは、ソロ楽器の
> 位置で手をポンと叩き収録しておき、DAW上でメインマイクと補助マイクの波
> 形を見て機械的に時間合わせします。その後聴きながら微調します。二者を
> 物理的にジャストタイミングに調整すると櫛形フィルター効果が発生してしま
> うので、あえてある程度ずらすこともあります。あるいは倍音部分だけを補助
> マイクで足すなどでもアクセント程度の効果でよい場合は有効ですね。

マルチトラックレコーディングするということですか?そしてあとでトラックダウン、いいですね。
下世話な話で申し訳ないのですが、収録とトラックダウンでいかほどになるのでしょう?一般的に
はよほどでないとペイしない気がします。
 私は、依頼によります。DVD5.1だと、シンクさせて、マルチまわしますが、、、。
 pontionさんの努力は買いますが、クラシックの場合、色々デジタル上でやってしまう事に対し
て問題ないですか?色々やった後、冷静に全体を比較すると、何もやってないほうが良かったりして、、、。
 で、時間差のお話ですが、一般的に人間は音のアタックの場合だと、24msec以下の差だと
その差を差として感知できないといわれていると思いますが、いかがでしょう。
それは、映画の24コマ、テレビの30フレームなど、基本の部分だと思います。
 で、その上で音の速度と考え合わせていただければ、フィリップス方式のあの間隔も、この辺
も考えて作られていると思いますし、三点でアンビをつった場合の離してていいと一般に言われている距離
とか、すべて説明がつく、と理解しているのですが、、。
(カミテ、シモテ、で考えないでくださいね、こちらはまた話が別ですから、今は前後の遅延の話をしています。)
 それが、pontionさんは「感知できてしまう」というお話でしょうか?
アタックが複数聞こえるとの事ですが、たとえばオーケストラの録音で、舞台まで届かない3点吊とそこから一番遠
いティンパニーに1本だけの補助マイクという構成で補助のレベルが高めならば ディレイドしないと違和感がある
というのはあるかもしれませんが、マイクがたくさんたっている状況では、他のマイクのかぶりもあるので基本的に
わかってしまうことはないと思います。わたしも一時は三点吊からの距離を測って1サンプル単位でディレイドして
いたことがあります。しかし今は、そうしなくても時間軸が気にならない方法(理論)を見つけたので、最近は、
その方法でやっています。
メジャーでは、グラモフォンの4Dがpontionさんのおっしゃるような方法(ちょっと違うかとにかく時間軸にこだわった方法)
でやっているといわれていますが4Dをはじめた当初の日本のY社のエンジニアによると、時間軸をそろえることは、
効果があるが、だからといって、過去の録音で、すでに一度出来上がったもののマルチを持ってきて、収録データを
もとにディレイドしても、当時のものを凌駕するほどにはならなかった。と私に話してくれました。
やはり、その時代その時のミキシングのエンジニアリングを侮ってはいけないようです。

 クラシックの場合の録音の方式には、ワンポイントもありますが、マルチマイクもあり、私は、マルチマイク収録の
立場をとりますが、別にどちらか一方だけがいいという話には、ならないと思います。
ワンポイントにはワンポイントのよさがありますが、マルチマイクには、マルチマイクのよさがあります。
ただ私の立場から言えるのは、ワンポイントは、マイクのベストポジションを簡単に見つけることが難し
かったりかなり困難である事も有るといということです。(他にも有りますが、今はpontionさんと同意できる内容
を上げた方が分かりやすいので)
マルチマイクならば、pontionさんのご指摘の問題点他色々問題もあります、吊マイクでベストにすべく努力します
が、それでもだめなとき、ベターにしやすいということはあると思います。

時間軸のずれの問題に注目されるなんて、ちょうど私の8年前を見るようです。
私などはたいしたものではありませんが、これからもがんばって欲しいと思います。

こんなところでいかがでしょうお答えになっていますでしょうか。






投稿日 : 2003年05月01日 02時 9分
投稿者 pontion
Eメール FZK03757@nifty.ne.jp
タイトル Re: 天吊りの位置対策、時間差信号の話
URL
ども、Waldさん、pontionです、
連休に自宅の引越しがあり忙しく、お返事遅れてしまいました。ごめんなさい。

>また重い話になっちゃいそうです。

ううん、ちょっと大変!!(^^ゞ

>4006と4011をご自身で所有されてるんですか?いいですね。趣味ですか、、。

まあどうなんですかねえ、再生装置ほうのマニアの方たちはお金の掛けかたはこの比じゃないですから、
そういうお金の使い方よりは録音のほうがいくらか創造的な作業なので芸術してる気になれていいです。(^^;
でも録音を楽しむという意味では、オープンリールにソニーのECM-21とか使っていっしょけんめい録ってたころも
充実してましたよ。

>> それで3点吊りがどうしても遠くてシャキッとしない場合には4011に取替えます。
>> これでだいぶしっかりした近い音になります。
>> 4011は4006に比べると高域の繊細感が後退してちょっとダイレクトなタッチの音
>> になりますが、遠くてボケるよりはいい..という判断です。
>
>昨年でしたかのステレオ誌のクラシックの最優秀エンジニアになったF氏の過去の記述に、そういう場合は、
>4006のHiをあげて、、、という意味の記述があったと思います。この方法はどうでしょう。

私は潔癖性ではないのでEQはわりとよく使いますよ。高域端を上げることはあります。ただ録りが16bit44.1kHz
なので後から上げるには限度がありますけどね。
4011は正面でも4006よりハイ落ちに聞こえるので、これも上げます。
どなたか質問なさってたけど4006はホールによって低域がだぶつくことがあるので、中低域をちょっと削ったり
することもあります。

>> みなとみらいのように舞台上に自由なワイヤーを降ろせる場合は、前に出て
>> こない3点吊りをこれでステージ上に引っ張り込みます。
>
>あそこの音響さんはT、、Cさんでしたっけ、それもOKですか?そこまでやるとはすごいですね。
>(小ホールは天井裏の天井が低いんですよね、、)

いや、大ホールの方で...。
2点吊りを構成したりもしましたが、あそこは池袋みたいには2点吊り作るバーが用意してないので自前で作ったのを
持参しました。

>わたしは、池袋G、溜池S、の木金管吊、有楽町T.K.F.HCや錦糸町T等の弦吊を養生して、
>釣り糸で引っ張るぐらいのことはしますが、、。(事前の打ち合わせの上、時間が許せば、、、)

私の作業はアシスタント無しで一人でやっているので時間との戦いです。なのでかなりあきらめる部分もありますねー。
ハイスタ立ててもいいんですが、見た目に目立つので遠慮しています。

>> 補助マイクは楽器間のバランスを取るのには便利ですが、私の場合メイン
>> マイクと補助マイクでの音像の2つができてしまうところがハメ込み合成写
>> 真のようでちょっと気持ち悪く感じます。
>
>ここはちょっと咎めさせていただきます。
>補助マイクを使っても、別にフェーダーはONとOFFしかないスイッチではありませんので、pontionさんのおっしゃるような事
>にいつもなるわけではなく、そうならないレベルにすればすむことではないのでしょうか?それもあって、位相メーターの話を
>出したのですが、、。
> 位相メーターを見ていれば、補助マイクが強いのか、3点が強いのか位は一発でわかりますから(普通は聞けばわかりますね、
>でも熱くなってるときもあるので)。

おっしゃることは解るつもりです。
ところが私の感覚だとなかなか落としどころが無くて。。。
たぶんこういうことだと思うんですよ、レベルを電気的に絞ってもその信号の持つ情報量が減るわけではない..から、
補助として効果の出始めるところまで上げると、同時に定位としての存在も出てきてしまう..ような。たしかに多少
見えにくくはなるんですけどね。

>> 市販CDのかなりのものが"気持ち悪い"ですね。
>
>私としては、具体性がないのでコメントできませんが、pontionさんは、そう感じる、ということですね。参考になります。
>具体例があるともっと参考になるのですが、。

了解。探せば適当な例が挙げられると思うので、今度引越し荷物を解いたらチェックしときます。

>> 中にはメインと補助の時間軸調整が正しくされてなくて楽
>> 器のアタックが二度打ちして聴こえるのもかなりあります。
>> ほとんどスタッ
>> クスで聴く習慣なのでそういうのに敏感なのかもしれませんが、そういう自
>> 然には有り得ない音を聴かされるが苦手で、プレーンな一枚の音場を求めて
>> しまいます。
>
>スタックスというのはヘッドフォンということですか?
>一般的には、クラシックのモニターは801が多いといわれているので、少なくとも、上がりは一度は、これで聞いたほう
>がいかと思います。(B&Kを4本お持ちの方なら可能でしょう。)

そう、スタックスのヘッドフォンです。空間構成が良く見えるので楽しく聴けてます。
801とはB&Wですか?
プロの現場の情報は巷には全く無い(プロサウンド誌ぐらい?)ので解らないですが、自分の趣味の場合はどうしても
好きな再生装置でしか聴かないので、そういう客観性にはつい無頓着になりがちですね。B&Wは805を生活のBGM程度に
鳴らしてますが何かあまり空間が見えないんです。

>
>> 同じくフィリプス方式やも同様な理由で実際には有り得ない時間差の大きな
>> 成分を加算するので音像が二重に聴こえてしまい辛いです。
>
>そうですか、
>
>> 実際には有り得ない時間差の大きな成分
>
>ってどういうことですか?
>私は、フィリップス方式は、スピーカーで聞くことを前提にすると面白い理論だと思います。特にその時間差
>(pontionさんのおっしゃっている時間差と私のここで述べている時間差が同じ物かどうかわかりませんが)
>の考え方がすごいと思います。
> また、外側のマイクの間隔と同じ間隔でモニターを置くように指定していたりしますよね、このあたりも、
>面白いと思います。実際そのとおりにして、801で聞くといろいろなことがわかります。

なるほど、とても興味が湧きますね。それは私的にも要検証です。

さて「実際には有り得ない時間差の大きな成分」ですが...説明してみます。
人間は自然の生活の中では両耳の間隔以上の時間差のある同一音源の成分は体験し得ないですね。
そして音源への方向感覚はその両耳時間差を使って経験則的に認識されるのが支配的である..というのはよろしいでしょうか。
ここで同一音源なんだけれども時間差が左右の耳の間隔よりずっと大きなものが入ってくると、それは経験則に無い聞こえかた
なので違和感を感じる..あるいは同一音源ではなくそれぞれ別の音源として認識される..というのが私の考え方なんです。
なぜって自然では有り得ない入力ですからね。
フィリップス方式ではそういう成分が発生してますから、どうしても外側のマイクの信号のものは別のものが鳴っているように
聞こえる..と。
ファンタム合成されて上手い"錯覚"が生まれるのかもしれませんが、耳の位置で音波を計測すれば必ず大きく時間差のある信号が
観察されるはずです。外側のマイクのレベルを下げても、その波形が存在することには変わりなく、これは自然音場では体験
しえない波形で、よって"不自然"に聞こえても尤もだ..と。

実際にこれに気づいたのは録音手法を知ってからの推論が先ではなくて、市販のCDを聴いていたら外側に別の音像のあるものが
気になって、調べてみたらそういう手法だった..という順序でしたから、気のせいではありません。
でもうまく聴かされているものもあるのかもしれないですけどね。

それと、もう一つ残念なのが、最も音場を正確に伝達できる可能性のある方式が(A−B方式あるいは球形マイク等を使った)
バイノーラルリスニング(ヘッドフォン再生)だと考えますが、これとのコンパチビリティーがよろしくないことです。
ヘッドフォン再生だと外側のマイクの存在が手に取るように判ります。


>> アースワークスなどをお使いの方々はさらにそういう矛盾のある信号成分に
>> 敏感な人が多いようですが、私はまだそこまでは行けず4006で留まっています。
>
>A社のT社の関係者と懇意なのでコメント控えます。

それじゃあ私のアースの印象だけ簡単に書かせてもらっていいでしょうか。
T社さんからQTC-1を借りて池袋Gで4006とパラって吊ってみました。
とくにコンデンサーヘンドフォンで聴くと良く判るのですが、QTC-1の提示する音場情報は4006よりも上だと思いました。
しかしどうも音に華がないというか、感覚的な表現で申し訳ないんですが、4006のほうが音楽が楽しいんです。
これは多分に私のプリやA/Dなどにも問題がありそうで、QTC-1の全ては聴き取れてないかもしれません。
ただしQTC-1の物理的S/Nにやや難があるのは否定できないでしょう。

>
>マルチトラックレコーディングするということですか?そしてあとでトラックダウン、いいですね。
>下世話な話で申し訳ないのですが、収録とトラックダウンでいかほどになるのでしょう?一般的に
>はよほどでないとペイしない気がします。

マルチ収録のためにマイク6〜8本とプリアンプ、MTR、モニター用ミキサーを持ち込まなければなりませんが、
私の録っているアマオケ(市民オケ、学生オケ)はみな貧乏なので、1万から2万です。
でも、そこは"趣味"なので採算は考えなくていいのです。d(^-^)

> pontionさんの努力は買いますが、クラシックの場合、色々デジタル上でやってしまう事に対し
>て問題ないですか?色々やった後、冷静に全体を比較すると、何もやってないほうが良かったりして、、、。

そうですね、それはありますよ、EQなど。
アコースティックな特性やマイクの持つレゾナンスなどは原理的にEQでは補正できないので、そうなるのでしょうね。

> で、時間差のお話ですが、一般的に人間は音のアタックの場合だと、24msec以下の差だと
>その差を差として感知できないといわれていると思いますが、いかがでしょう。
>それは、映画の24コマ、テレビの30フレームなど、基本の部分だと思います。

弦はかなり許容されますがピアノは厳しいです、10mSはすでに大きいでしょう。
24mSだと2台のピアノに聞こえてる..というのは大袈裟ですが2つのアタックが聞こえてしまうなあ。
話が逸れますが、音声と映像のリップシンクも1フレずれたらけっこうクレーム来ます。最近これで
悩んでいるのがDVDプレイヤーで、プレイヤーによってかなり映音同期が正確でない機種があることです。
なので、いくら制作側できっちり合わせてもプレイヤーによってズレるのです。

> で、その上で音の速度と考え合わせていただければ、フィリップス方式のあの間隔も、この辺
>も考えて作られていると思いますし、三点でアンビをつった場合の離してていいと一般に言われている距離
>とか、すべて説明がつく、と理解しているのですが、、。
>(カミテ、シモテ、で考えないでくださいね、こちらはまた話が別ですから、今は前後の遅延の話をしています。)
> それが、pontionさんは「感知できてしまう」というお話でしょうか?

ここらへんに分かれ目がありそうですね。

>アタックが複数聞こえるとの事ですが、たとえばオーケストラの録音で、舞台まで届かない3点吊とそこから一番遠
>いティンパニーに1本だけの補助マイクという構成で補助のレベルが高めならば ディレイドしないと違和感がある
>というのはあるかもしれませんが、マイクがたくさんたっている状況では、他のマイクのかぶりもあるので基本的に
>わかってしまうことはないと思います。わたしも一時は三点吊からの距離を測って1サンプル単位でディレイドして
>いたことがあります。しかし今は、そうしなくても時間軸が気にならない方法(理論)を見つけたので、最近は、
>その方法でやっています。

メインマイク主体に1〜3本の補助マイクといったようなのではなく、マルチ主体の沢山のマイクを使う場合は、
そういう時間差が目立たなくなるというのは想像できますが、原理的にどんなミクス比であってもアタックの時間差が
変わるものではありませんから、メインマイク主体の場合はディレイ無しでの解決は難しいんじゃないでしょうか。

>メジャーでは、グラモフォンの4Dがpontionさんのおっしゃるような方法(ちょっと違うかとにかく時間軸にこだわった方法)
>でやっているといわれていますが4Dをはじめた当初の日本のY社のエンジニアによると、時間軸をそろえることは、
>効果があるが、だからといって、過去の録音で、すでに一度出来上がったもののマルチを持ってきて、収録データを
>もとにディレイドしても、当時のものを凌駕するほどにはならなかった。と私に話してくれました。

そいうのもおそらくマルチ主体の録音だったからではないですかねえ。
メインマイクに対しての補助(マルチ)マイクがどれぐらいのレベル比で活きていたかが重要だと思います。

>ただ私の立場から言えるのは、ワンポイントは、マイクのベストポジションを簡単に見つけることが難し
>かったりかなり困難である事も有るといということです。(他にも有りますが、今はpontionさんと同意できる内容
>を上げた方が分かりやすいので)

ワンポイントでは解が無い可能性があるので、プロの皆さんが確実に"仕事"をするためにそういう手法を取るという
のはよーく理解できます。お仕事は厳しいですね。
私のようなアマチュアでも、どんな再生装置でも全ての楽器が聞こえるような録音を要求されたら、たくさんマイクを
立てたくなります。

>
>時間軸のずれの問題に注目されるなんて、ちょうど私の8年前を見るようです。
>私などはたいしたものではありませんが、これからもがんばって欲しいと思います。

ありがとうございます。
毎回、演奏会は録音の実験場です。楽しくやっていってますよ。(^^ゞ
これからもいろいろなお話を聞かせてくださいませ。

投稿日 : 2003年05月02日 02時13分
投稿者 T-DAINAN
Eメール
タイトル Re: Re: 天吊りの位置対策、時間差信号の話
URL http://www.geocities.jp/ohminami2002/flute7777.htm
SONORITEさんこんにちは(^o^) !

T-DAINANです。
フルート録音やるんですか( ̄□ ̄;)?
俺手伝いに行きますよ(^o^) !
なんか勉強になりそうだし♪
・・・ってSONORITEさんってどこにお住まいでしたっけ( ̄〜 ̄)ξ
近場だといいんですが・・・私は神奈川県なのです。
ご返答お願いします!!



投稿日 : 2003年05月02日 11時29分
投稿者 SONORITE
Eメール
タイトル Re:T-DAINANさんへ
URL http://www.246.ne.jp/~onishi/2496/2496rec.html
>T-DAINANです。
>フルート録音やるんですか( ̄□ ̄;)?
>俺手伝いに行きますよ(^o^) !

こんにちは〜。5月の野辺に風は爽やか♪
本番終わっちゃいました。m(__)m
新宿でした。
今度、機会があったらぜひ。
ホールの音響がおもしろかったので、近々HPにサンプルをアップする予定です。
普通のビルの1フロア分に防音処理しているので天井が超低く(2.3m?)、マイクは奏者から2.5m、
高さ1.5mで録りました。高くすると天井からの反射がちょっと窮屈な印象だったので。
#しかし客が入ると下も埋まり、もっと高くしてもよかったかも。
定員50人のホールは、まさにワンルームマンションの宅録の世界。 

ところでT-DAINANさんは、Flのどこにマイクを立てたのですか?
初期反射音がスタジオの壁からなのか、リバーブのものなのかも気になります。
(そのギリギリのバランスがいい!ってのは何度も書いた通りなんですが。)

投稿日 : 2003年05月02日 14時52分
投稿者 T-DAINAN
Eメール
タイトル Re: Re:T-DAINANさんへ
URL http://www.geocities.jp/ohminami2002/flute7777.htm
>こんにちは〜。5月の野辺に風邪は爽やか♪
>本番終わっちゃいました。m(__)m
>新宿でした。

( ̄□ ̄;)!! ( ̄□ ̄;)!! ( ̄□ ̄;)!!

そうでしたか・・・残念。
えっとマイクの位置ですが演奏者の方が見上げるくらいの位置に一本。
っとフルートの本体(真ん中)に一本の合計2本です。
むろんコンデンサーマイク。ND5?NT5でしたかな?銀色のコンデンサーが上。
アカゲのマイクが真ん中です。一応、2つ録音しておいて・・・
●一つ使用●二つ同じ音量●どちらかの音量を低くし二つ使用。
曲によって使い分けてました。グリーンスリーブスや歌の翼は
「どちらかの音量を低くし二つ使用」でした。

フルートのNAOさんが結構うまい方だったので彼女がソロのときは
マイクそんなに苦労しませんでした。何か自分でいい音が出る位置を探しながら
演奏録音してくれてました。MIDIピアノとの同期が結構大変でしたね( ̄〜 ̄)ξ

リバーブは主にCUBASE5に最初から付いてるプラグインリバーブを使用。
曲によってコーラスを混ぜたり、TCパワーコアのエフェクトを使ったりしました。
音が割れない感じで・・・音圧もそこそこって感じで録音しました。
あんまり深いこと考えてなかったんですけどね(-。-;)

最近はもっぱらバンド録音ばかりしております。
著作権といいますか仕事の関係上MP3とかを上げたりできないんですが。
また、フルートの録音やりたいんですよね!


投稿日 : 2003年05月02日 18時32分
投稿者 Wald
Eメール
タイトル Re: Re: 天吊りの位置対策、時間差信号の話
URL
こんにちは、
> でも録音を楽しむという意味では、オープンリールにソニーのECM-21とか使っていっしょけんめい録ってたころも
> 充実してましたよ。

あら、お古いですね。そうすると、PCMF1とかも経験されてるんでしょうか?

> たぶんこういうことだと思うんですよ、レベルを電気的に絞ってもその信号の持つ情報量が減るわけではない..から、
> 補助として効果の出始めるところまで上げると、同時に定位としての存在も出てきてしまう..ような。たしかに多少
> 見えにくくはなるんですけどね。

そうですか。ホールの空間で反射して戻ってきて聞こえた、アタック、音場と、同一空間であっても
空間の音源からの距離の違いで、マイクでひろった音の電気的なミックスは違うと、、。
まあ後は何を取るかですね。

> そう、スタックスのヘッドフォンです。空間構成が良く見えるので楽しく聴けてます。

やはりそうですか。

> 801とはBですか?

はい、ノーチラスではありませんが、、。

> なるほど、とても興味が湧きますね。それは私的にも要検証です。

これはぜひ、別に801でなくても、、。
私の私見ですが、耳の位置にマイクを置くバイノーラルとSP再生の位置にマイクを置くという感じかと、、。
(ただ、2本で3mでは、さすがに他の問題も多すぎます。)

> それと、もう一つ残念なのが、最も音場を正確に伝達できる可能性のある方式が(A?B方式あるいは球形マイク等を使った)
> バイノーラルリスニング(ヘッドフォン再生)だと考えますが、これとのコンパチビリティーがよろしくないことです。
> ヘッドフォン再生だと外側のマイクの存在が手に取るように判ります。

いつもヘッドフォン、というところがミソですね。
私も、スタックスと聞いたとき、バイノーラルが頭に浮かびましたが、
現在は、あまり現実的ではないので、、。
しかし、ありえますね。自由空間では、感じられないとされる「差」が、
ヘッドフォンでは、感じられる。
ヘッドフォンで演奏するスタジオでは確かに感じられますからね。

> > ここらへんに分かれ目がありそうですね。

そうですね、主にヘッドフォン試聴ということと、、。
私は、仕事意外でヘッドフォンをかぶる事はありませんから。

4006の音がお好きなようなので、参考になるかどうかはわかりませんが、
A-Bではなく、ORTFのほうがpontionにはあってるんじゃないんでしょうか?
直径が40cm以上もある頭の方もいらっしゃらないでしょうし、この方が
ヘッドフォン試聴とのマッチングもいいと思いますし、SP再生での問題
も、ほとんど無いと思います。
 また最近のフレッチャーマンソン曲線の再研究などから出てきたので
しょうか、ORTFではマイクの距離が、近いので物理特性上はありえない
低域感を人間は感じる?、なんていう論文?記述?を読みました。


> ただし
上記以降について、私からマイナスになってしまうかもしれない情報は
いかがかと思い、コメント避けました。

> これからもいろいろなお話を聞かせてくださいませ。

たいした情報ではありませんが、
クラシック限定ならではの話を皆さんがおいやでなければ、折に触れて。


投稿日 : 2003年05月19日 13時48分
投稿者 pontion
Eメール FZK03757@nifty.com
タイトル Re: 天吊りの位置対策、時間差信号の話
URL
ども、pontionです。やーっと引越し荷物が解けてきてネットも繋がり音も出始めました。

>あら、お古いですね。そうすると、PCMF1とかも経験されてるんでしょうか?

そうそう、TEACのA2300とかでステレオ録音を始めたころ、PCM1の音にたまげて(もちろんPCM1は買えませんでしたが)
EIAJ/PCMがIC化された機種が出始めてからPCMに移行しました。PCM-F1始め山水や松下、東芝のPCMを愛用しました。
当時のA/D音質って今聴くとすごく荒っぽいですけど、ピアニシモのノイズレスと二階堂歪から開放された滲みのない
スッキリした音像、そして何よりワンポイント録音ヘッドホン再生の音場の精度感が格段に向上したのがうれしかったです。
ビデオの家庭用電子編集機を使った編集環境や6時間に及ぶ長時間録音、年々下がる抜群なランニングコストも見逃せ
ませんでした。
明日への架け橋(S/PDIF)付きPCM-553までソニーはきっちり責任を果たしてくれましたね。
実はつい一昨年ぐらまではEIAJ/PCMを長時間録音機として私は活用してまして、休憩無く一日中続く合唱の発表会とかで
重宝しましたが、その唯一残るEIAJ/PCMのメリットもHDDに譲ってしまいましたね。

>
>> たぶんこういうことだと思うんですよ、レベルを電気的に絞ってもその信号の持つ情報量が減るわけではない..から、
>> 補助として効果の出始めるところまで上げると、同時に定位としての存在も出てきてしまう..ような。たしかに多少
>> 見えにくくはなるんですけどね。
>
>そうですか。ホールの空間で反射して戻ってきて聞こえた、アタック、音場と、同一空間であっても
>空間の音源からの距離の違いで、マイクでひろった音の電気的なミックスは違うと、、。

一次反射音はかならず大きな直接音よりも後に存在しますが、ステージ上のソロマイクのクリアな信号はメインマイクより
も先に聴こえてしまう.. というのが目立ちやすさの決定的な違いでしょうね。

>> それと、もう一つ残念なのが、最も音場を正確に伝達できる可能性のある方式が(A?B方式あるいは球形マイク等を使った)
>> バイノーラルリスニング(ヘッドフォン再生)だと考えますが、これとのコンパチビリティーがよろしくないことです。
>> ヘッドフォン再生だと外側のマイクの存在が手に取るように判ります。
>
>いつもヘッドフォン、というところがミソですね。
>私も、スタックスと聞いたとき、バイノーラルが頭に浮かびましたが、
>現在は、あまり現実的ではないので、、。
>しかし、ありえますね。自由空間では、感じられないとされる「差」が、
>ヘッドフォンでは、感じられる。
>ヘッドフォンで演奏するスタジオでは確かに感じられますからね。

スピーカー再生はつまり盛大なL/Rチャンネルクロストークなわけですよ。それもディレイどころか部屋の様々な
f特付き反射を伴ったぐしゃぐしゃなものです。直接波そのものも3メートルもの空間を飛んでくる間に高域は落ちるわ
変調は掛かるわで、元の空間がクリアーに見えるような音の再生が難しいのは仕方が無いと思います。


ちょっとまた別スレッドでその他の手法のお話でも伺おうかなと思ってますのでよろしくーっす。

pontion FZK03757@nifty.com

クラシック録音Q&A過去ログ